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2007/01/16

ホントに「ウソ」だと言ってよ、マイケル…。

彼の死は、あまりにも、あまりにもショックで…。ここのところ涙無くしてテナーの音色を聴けなくなってしまっているのだけれども…。

ひたすら悲しみに打ちひしがれたまま、続報を調べてみる。

マイケル…、あんたはやっぱり、すごいよ…。

Tenor saxophonist Michael Brecker dies at age 57 in New York City

この記事によると、

Though very sick, Brecker managed to record a final album, as yet untitled, that was completed just two weeks ago. Pitt said the musician was very enthusiastic about the final work.

彼は、病の身でありながら、最後のレコーディングを行ったらしい。

さらに、色々と調べてみると、mixi の某コミュニティに、

「回復の見込みなしとわかってから最後のレコーディングをしたそうです。歩くのもやっとの状態なのに吹きはじめるとシャキっとマイケルらしいプレイをしてたそうです。2~3月頃の発売だそうです。」

という記述が残されていた。

すごい、あんたはすごすぎるよ…。

そういえば、まだ病魔に冒されていなかった彼が、BlueNoteで来日公演を行った時のこと。

凄まじい演奏を炸裂させまくったステージが終わって、アンコールに入った時だった。演奏中に、彼のサックスの左手パームキー部分のスプリングが壊れて、一瞬音が出なくなるというアクシデントが発生(要はふさがるべきキーがふさがらなくなってしまったわけで)。

普通のプレイヤーなら、ソコで演奏を止めてしまうんだけれども(てゆーか、ハッキリ言って壊れたら、一番シャレにならんトコロだし)、一瞬考えた彼は、右手でふさがらなくなってしまった左手のパームキーを押さえ、左手一本で超絶的なソロを取って、何食わぬ顔で(最後にちょっとだけ笑みを浮かべながら)最後まで吹き続けてしまった…。

その時、彼の超絶的な技術と共に、そのプロ根性に感動したのを覚えている。

そして、彼の死。

自分の死を覚悟した中、歩くのもやっとの状態で、最後に自分のサウンドを、この世に遺すべく、残された力を振り絞ってレコーディングを行ったマイケル…。

すごいよ、ホントに…。

でも、ホントに「ウソ」だと言ってよ、マイケル…。あなたの死を知った今、どういう気持ちであなたの新作を聴けっていうんだい?

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