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2006/10/18

プロフェッショナルに悩む

"プロフェッショナル,って何なのでしょう。それは楽しさを求めることとイコールではない?"

というフレーズが、友のBlogの、とあるエントリーの最後に記されていた。

"プロフェッショナル"。思えば、10年以上、この言葉の定義に悩み続けているような気がする。

知ってのとおり、ワタシは少なくとも6年半前までは、楽器を演奏するコトを生業にしていた。つまり "プロフェッショナル" なミュージシャンだったわけで。 

その頃から "プロフェッショナル" の定義ってのが、よくわからなかった。(売れない)自由業なヒトが集まっちゃうと、結構、こういう話題になっちゃったりもするのだけれども、「プロフェッショナルとアマチュアの違い」ってのは、ソレこそ、ソレだけで一晩呑めちゃうくらい、話題の尽きないモノだったし、ヒトそれぞれ、色々な考え方をしているわけで。

"名刺作れば、誰でもプロだ" と言うヒトもいれば、"自分のパフォーマンスで(金額の大小は問わず)金を得られるのがプロだ" というヒトもいる。もちろん、他にも "自分のパフォーマンスで得た金銭だけで生活を営めるのがプロだ" というヒトだっている。

色々な考え方があるけれども、一つだけ不思議と共通しているトコロがあって、多くは「"プロとしての自分(像)" を、ちょっと客観的に説明しただけ」だったりする。

自分は、そのとき、どう考えていたかを思い返してみたけれど、少なくとも、自分の考えの中で、"金銭" という概念は、それほど大きい要素では無かった気がする。

(当時)自分が考えていた "プロフェッショナル" って、"どんなに最悪の条件下においても、全員の客に対し、少なくとも不満だけは与えない" というコトだった。

まぁ、もちろん、コレも他人から見れば違っていたりもするのだろうけれども…(笑)。

そんなコトをアタマに置きながら、実際に音楽でシゴトをしていたわけだけれども、ある日、"プロフェッショナル" であるコトをやめ、"アマチュア" に戻ってしまう。そして全く違うシゴトを始めたわけで…。

以来6年半。少なくとも "シゴト" はしている。でも、はたしてソレは "プロフェッショナル" としてシゴトをしているのか、よくわからなくなってしまう時がある。

いや、多分雇う方からすれば、十分ワタシのコトを "プロフェッショナル" として考えてくれているのだろう。実際、自分の名刺には "××××スペシャリスト" なる、勿体つけたような肩書きがあるし、実際 "プロフェッショナルとして期待している" というようなコトも、(コレまでの数多くの)移籍の際に言われ続けている。

いや、別に今のシゴトが楽しくないわけじゃぁなくて。

冗談を抜きにして、真面目にやりがいはあるし、むしろ楽しさも感じるし、(飽きっぽいヒトを自称する)自分自身、"少なくとも、ココで物足りなさを感じるのに、最低でも5年以上はかかるなぁ…" と思っているし(笑)。

前職だって、そうだった。シゴトとしては、とてもエキサイティングではあったのだけれども、残念ながら、周囲と自身での価値観が大きく違っていただけ。彼のBlogの言葉を借りるなら、

「いちおうは真摯な目的を共有して集まった集団の、そのど真ん中でなぜかはびこりがちな怠惰」

ってのに満ち溢れていた。

その "怠惰" がはびこる中、"プロのシゴト" というモノを必死に叫んだコトもあった。まぁ、結局叫んでも、何も変わらなかったし、自分がその "怠惰" に徐々に呑みこまれつつあったというのを感じてしまったがゆえに、移籍を選択してしまったわけだけれども…。 

"プロフェッショナル" って何だろう…。彼が言うように "楽しさを求めることとイコール" だとすれば、自分は、ひょっとしたら "プロフェッショナル" じゃないのかもしれない…。だって、(「楽しくない」と言っているわけではないし、むしろ「楽しい」けれども)積極的に楽しさを求めているかどうかと言われると疑問符がつくわけで…。

むしろ、今最も楽しさを求めているコトって "育児" かもしれない(笑)。

おそらく死ぬまで自身を納得させるだけの答えを導き出せないような気もするけれども、"プロフェッショナル" って、いったい何なのだろう…。

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コメント

こんばんは~。今、仕事で調べ物をしていたら、偶然タイムリーな記事を見つけました!

http://eng.alc.co.jp/newsbiz/hinata/2006/09/10_1.html

翻訳の場合だけど、私も「プロの仕事」についてはよく考えます。例えば、同業者で誤訳ばっかりの翻訳物を仕上げた人を知ると、「これで料金請求するな~(怒)」と思ってしまう。だから、私の中では「料金を請求する資格のある人=プロ」という定義かな。でも、その資格をどう定義するのかと言われれば、それも人によって違うかもしれないし。・・・考えちゃうね。

投稿: 青三 | 2006/10/21 03:04

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