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2005/08/02

嗚呼、技術って

今日も戯れに、色々なサイトを徘徊しているワタシ。
大体、こんなときって、仕上げなきゃならない "Something Special" があるものの、個人的にとっても "やる気が無くて" 半分現実逃避している状態だったりするわけで(爆)。

#いや、もしちゃんとやる気があったら、Blogなんて書いてないって(笑)。

というわけで、またつれづれなるままにネット上をフラフラしてたら、こんなのに遭遇。

サクソフォン演奏技法の変遷

出展は、こちら

当論文は学部の卒業論文として作成されたものである。

とあるので、どうやら音楽関係の大学を卒業されたのであろう方の文章だったりする。
サックス吹くヒトとして、ちょっと気になって読んでみたのだけれども…。
というわけで、性懲りも無く、また音楽のハナシ(笑)。

この論文、前半はサックスそのものの歴史、そして演奏や用途に関する歴史などが、すごく細かく説明されている。

サクソフォンの開発は、サックスシステムによるバスサクソフォンが特許を取った1838年頃から着手されている(注16)。また、1939年当時の新聞記事中に金属製のコントラバスクラリネットを「サクソフォン」と表記するくだりがあり、このことからサクソフォンという名称が一般に知られるところとなっていたことが推察される(注17)

そうか…、もともとの始まりは バスサックスだったんだ…。

で、どんどん読み進めていくと、ようやく演奏技法のハナシにたどり着く。

音域を拡大するための技法としては、フラジオがある。フラジオというのは、通常の音域を越える高音を得るための技法であり、特殊な運指を用いることによって行われる。これはアルティッシモ、ハーモニックスとも呼ばれる。

ああ、よく使うヤツだ。というより、コレはもはや "当たり前の技術" になっちゃってるしなぁ…。ちなみに、よくわからないヒトに説明をすると、コレって "ブピー" とか "ブギャー" っていう超高音を出すための技法だったりするわけで。

特別に指示されている場合を除いては、運指によって音程の変化を行う(譜例3)。アルトサクソフォンのための四半音の運指は、運指の自由度が低く換え指を行うことのできない特に低い音域(記音b♭からd')を除き、最高音域(f♯''')までのすべてが体系化されている。

コレ、替え指のコトか…。平たく言えば、通常の運指とは異なる運指で、半音以下の音程をコントロールするってヤツ。コレも今では "当たり前の技術" になってたりするなぁ…。

ベンドトーンやポルタメントは、カバードキーを持つサクソフォンでは、非常に難しい技術である。指穴から微妙に指をずらすことによってこの効果が得られる ことは、バロック時代にはすでに知られていた。しかし、サクソフォンではカバードキーを徐々に開閉することと、アンブシュアの変化を伴うこと、そして息の 用い方を変化させることによって、この効果を行う。ベンドトーンは主にアンブシュアを変えることによって行われ、2度前後の音程を低下させる。ポルタメン トは、主に上向で用いられる(譜例4)。

あ、コレもやってるやってる。口と指先の微妙なコントロールで、上手い具合に異なった音同士をつなげるようなやり方ね。

という感じで、さらに読み進めていくと…。

通常の重音は、二重音か三重音が主であるが、時に四重音まで達するものがある。

へ…? 四重音? そんなの出来ない…(せいぜい三重音までか…)。

息の速度やダイナミックスを変化させることによって重音をアルページオのように演奏したり、重音中のひとつの音だけを演奏することも、特殊なケースにおいて可能である。

うそ…。そんなコトできるんだ(汗)。
そして、固まってしまったワタシに、さらに追打ちをかけるように…。

サクソフォン本来の用法でない発音については、打楽器的効果、騒音的効果に分けることができる。

よくよく読むと…、

サクソフォンはキークリックもしくはパッドサウンドと呼ばれる技法により、打楽器的効果を得ることができる。

え…、コレってちゃんと "奏法" として確立されていたんだ(汗)。
続いて…、

エオリアンサウンドは、サクソフォン本来の音を発声せずに、空気が通り抜ける際の音だけを得るものである。当然ながら強音を得ることはできず、キーのほとんどをふさいだ状態で、弱音を得るのが一般的である。

ちょっと待て…、コレってただ単に "息を吹き込んでるだけ" じゃ…(汗)。

またこれと似た効果を持つものとして、ネイズルサウンド(鼻にかかった音)がある。これは喉をしっかりと閉ざした状態で奏することにより、ppからmpまでの音量を得ることができるものである。

おいおい…、コレでどうやって音出すってんだ?(爆)。

音色に関わる技法の中でもっとも特異なものはトランペットライクサウンドである。これはマウスピースを外した状態のサクソフォンを、金管楽器と同じくリッ プリードで吹奏することにより、得ることができる。この奏法のための具体的な表記法はなく、音符の上に「sons-trompettes」とだけ記される (略記は「Sons-Trpt.」)

コレ、遊びでやったコトがあるけれど、実際にちゃんと奏法として確立されているなんて…。てゆーか、もはやサックスをサックスとして演奏してないじゃん(爆)。

こうして、どんどん読み進めていき、最後に書いてあったのが…、

まだこれらの特殊技法は多くの奏者にとって困難なままであり、そのことは、サクソフォンの特殊技法が、まだ特定の奏者の、個別の技術のみに負っていることを示している。よって、サクソフォンの特殊技法が普遍的なものになりえていないというのが、現状である。

嗚呼、技術って…(笑)。

というわけで、今回は、サックス奏者以外には、まるでわからないおハナシ。

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